「足と心臓を結ぶ血管の働き」 〜西日本新聞 でかなび 2021年冬号に掲載されました〜

日々の診療も忙しく、すっかりご報告が遅れました。(いつものことですが・・・汗) 西日本新聞 くらしの情報誌 でかなび 2021年冬号に当院のことを紹介していただきました。

「年齢とともに衰える血管。心臓から足元まで、全身を巡る血管、血液が健康を支えます」

=脳梗塞・心筋梗塞・血管が詰まり重篤な疾患が=

人間の全身にくまなく流れている血液を運ぶ道である血管は、生命を健やかに維持するためには欠かせない器官です。

この血管に老廃物が溜まる詰まるなどのダメージが起こることで、さまざまな疾患を引き起こします。

例えば、脳の血管が詰まれば「脳梗塞」、心臓の血管に異常が起これば「狭心症」、「心筋梗塞」、足(脚)に出来た血栓が肺に運ばれて詰まる疾患は、「エコノミー症候群」による「肺梗塞」です。

どれも良く耳にし、後遺症の心配だけでなく命の危険もある病気ばかりで、いかに血管を健康に保つことが重要であると分かるのではないでしょうか。

血管は年齢とともに硬くもろくなります。古い輪ゴムやホースを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

血管の劣化の原因は加齢だけではなく、喫煙や肥満、高血圧や糖尿病、脂質異常症(コレステロールの異常)、さらには遺伝性(家族性)なども考えられます。

 

 

=血液が全身を巡るためには足の筋肉が必要不可欠=

 

その血管を通じ、血液を全身に送るのが心臓です。心臓の機能は「ポンプ」として動脈へ送り出すことです。足先まで行った血液が静脈を通って戻ってくるまでには足の筋力が必要です。

足を動かさないと(筋肉を収縮させないと)血液は滞り、むくみや血栓症まで引き起こしてしまうのです。

だからこそ、「足は第二の心臓」であり、密接な関係を持つ「足と心臓」を同時に診ることのできる当院のような診察スタイルが必要だと考えています。

足の冷えやむくみ、歩くと足(脚)が痛むなどの違和感があれば、そこから何か隠れている疾患が見つかるかもしれません。血管年齢を計測し、生活指導を行い、症状によって内服薬などを服用することで解決できることもあります。

 

<セルフチェック> 気になる足の症状があれば受診をおすすめいたします。

 

 

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