足の専門クリニックと在宅医療・介護との連携についての論文が掲載されました。 当クリニックは最前線のクリニックとして学術活動も頑張っています。

足病やフットケアに関する学会であり、竹内も評議員や各種委員会の委員をしている日本フットケア・足病医学会の学会誌 特集号:下肢救済−在宅とつながるために− に当院 古澤美和子看護師と竹内が執筆した「足の専門クリニックと在宅医療・介護との連携とその問題点や展望について」の論文が掲載されました。

詳細は下記のリンクからもお読みいただけます。

 

日本フットケア・足病医学会誌3(1):7-13,2022 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsfcpm/3/1/3_7/_article/-char/ja/

 

六本松足と心臓血管クリニックは循環器(心臓血管病)と足病を専門に扱う最前線のクリニックとして学術活動も頑張っています。

 

少しでも多くの足病や循環器疾患でお困りの患者さんの一助となれるように引き続き、スタッフ一同精進いたします。論文にすることで多くの医療従事者やお困りの患者さんの目に届くことを願っています。

正直、日々のクリニックでの診療業務の中でこのような執筆や学会・研究会発表を行うのは大変な労力です。

しかしながら、診療のみならず、このような学術活動を行うことは、診療、啓発と同様にこれからの高齢者医療、足病や循環器疾患の治療に対して大変重要な意義を持っていると感じています。

細々とではありますが、継続していきたいと思います。

 

当院は有能なスタッフが多く在籍しており、一緒に作りあげることができる環境にも感謝です。さらに質の高い医療が提供できれば幸いです。

 

 

 

 

論文の抄録を転記します。

 

要旨:2018 年9 月に足と心臓血管を専門とするクリニックを福岡市に開業して4 年目を迎えた.現在の診療体系上,通常診療中の昼休みや診療後に往診するのは困難であり,

依頼された在宅診療を断らざるを得なかった.しかしながら,これまで在宅診療を行えた2 名の患者とご家族には満足いただいている.

症例1:70 歳代,高度認知症,不穏,施設入所中.両下肢の足趾チアノーゼ,壊疽を認める. 入所施設で看取りたいことが家族の希望であった.

積極的な治療は望まないが,本人の苦痛が少ないような処置の希望があり,当院の介入を開始した.穏やかに過ごされ施設で看取れたことを家族から感謝された1 例であった.

症例2:80 歳代.両下肢うっ滞性皮膚炎・広範囲皮膚潰瘍,両側下肢静脈瘤,虚血性心疾患,心不全,洞不全症候群(永久ペースメーカー植え込み).通院治療を経て在宅診療へ移行した. 訪問看護を導入したことで衛生状態が改善し治癒に至っている.

今回はこれらの症例経過を供覧するとともに,当院のような足病を得意としている専門クリニックでの外来診療,在宅医療,介護との連携の現状とその問題点や展望について述べる.

 

キーワード:足病の病診連携と介護連携,在宅医療,足と心臓血管の専門クリニック,自費訪問フットケア

 

Network between Podiatric Clinic and Home Medical Care / Nursing Care and Its Problems and Prospects

Kazuma Takeuchi 1), Miwako Furusawa 1, 2)

1)Ropponmatsu Podiatric and Cardiovascular Clinic 2)Home-visit Nursing Service Medical Foot Care Medifoot

 

Key words : medical and care service network, home medical care, podiatric and cardiovas- cular clinic, home foot care not covered by insurance

 

当院の古澤美和子看護師は「訪問看護とフットケア:在宅での高齢者の足トラブル」について六本松フットケアミーティングにて話をしました。

当院では高齢者や障害のため受診できない患者さんは自費とはなりますが、「訪問フットケア」も提供しています。その内容についても古澤看護師が本論文の中でまとめています。

 

 

このような方はご相談下さい!

 

  • 自分で足の爪が切れない方( 足先に手が届かない・目が見えにくい・爪が分厚くて切れないなど)
  • 病院に通うのが大変な方
  • 病院の定期受診以外でも爪のケアをして欲しい方
  • 施設等に入居中のご家族の足の爪を切って欲しいなど…

当院の看護師が自宅に訪問し自費にて施術致します

 

ご連絡やご質問はクリニック看護師古澤美和子もしくは下記の連絡先へ

お気軽にご連絡下さい。

l電話番号: 09083818002

*仕事中は電話に出る事が出来ませんので、留守番電話に伝言を残して頂くか上記電話番号へショートメールにてお願い致します

メール: info@medifoot-fukuoka.com

 

論文のまとめにも述べているが、これからますますの超高齢化社会を迎え,国も在宅医療を重視している.

幅広く在宅でも専門性のある診療を行うことで,より多くの患者を救えるようなシステム作りをしていきたい.足は「第二の心臓」と言われるように,健康な生活を送るために重要な役割を果たしているのは周知のとおりである.

 

「足先に痛みが出る→歩行が減る→下肢筋力低下→全身の機能低下→転倒リスク向上→寝たきり」という悪循環を引き起こさないためにも定期的なフットケアで予防と早期発見,早期対応を行って行くことが,患者の生活の質を上げ,健康寿命を延ばすことに繋がる.

 

地域の中で過ごす足病変を抱える在宅療養者と関わる多職種の関わりを示す.状況により在宅では関わる事業者の連携の線が多岐に渡るため在宅療養者を中心に円としている.

 

当クリニックはその使命を果たしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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