足元見つめ直し 命救う「足から診る医療に取り組む」

毎日新聞 2019年2月20日の朝刊 (九州山口県版)生活欄「くらしQプラス」に当クリニック(https://ashitoshinzo.com)

やNPO法人足もと健康サポートねっと(https://ashimotokenko.com)のことを大きく取り上げて頂きました。

毎日新聞のホームページ「くらしQプラス」にて一部をご覧いただけます。

足元見つめ直し、命救う 福岡市のクリニック・竹内さん 足から診る医療に取り組む /福岡

https://mainichi.jp/articles/20190220/ddl/k40/040/399000c

昨年11月に取り上げていただいた読売新聞はこちらです。

足のトラブル 専門診療…福岡の医院「健康の要 知らせたい」

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181126-OYTET50057/

 

毎日新聞では「なぜ、このような診療スタイルになったのか?」という経緯まで紹介していただきました。2015年10月に「糖尿病ケア」という看護師さん向けの医療雑誌の依頼コラムで「フロントエッセイ 私の原点」に執筆した原稿をご紹介します。(糖尿病ケア2015 vol.12 no .10:メディカ出版)

 

<フロントエッセイ 私の原点>

私は内科認定医ですが、糖尿病を専門としている訳ではありません。内科認定医取得後に心臓血管外科へ転局し、外科専門医、循環器専門医を取得しました。最近では「足のトラブル」は何でも対処する診療スタイルで日々の臨床に従事しています。糖尿病足病変は、いろいろある「足のトラブル」の重要な病変のひとつです。

講演会の時に「先生はなぜ足を診るようになったのですか?」という質問を良く受けます。いまだにきちんと回答できたことがありません。自分自身でもなぜ足病診療に行き着いたのか分かっていないのです。医師になった時に「外科治療のできる内科医でありたい」という漠然としたイメージを持っていましたが、最初から足病を診る医師になりたいと志していた訳ではありません。

足病診療は、外科医か内科医か分からない僕のような中途半端な医師のうってつけの領域だと感じています。予防や内科的な全身管理も大切ですし、創傷管理や外科的な治療も必要かつ、その治療の前後も大切です。また、多くの診療科、職種が関わるのも特徴ですから、コンサルトや連携が面倒くさいという性格の医師だと向いていないと思います。私は今の仕事が天職だと思っています。そのような仕事をさせていただける環境に居られることが何よりもの幸せですし、一緒に仕事ができる看護師、義肢装具士、靴店スタッフにも恵まれていることはありがたいの一言に尽きます。

どんなに時代が進歩して医療が発達しようとも医師は万能ではありません。日々、患者さんから学ばせていただくことも多いですし、大変なこともあります。地味な領域ではありますが、少なからず「やっと先生にたどり着いた」、「先生でないと困る」と言ってくださる患者さんがいます。そのような声を糧にひとりでも多くの患者さん、高齢者や足にトラブルで困っている方々が生涯歩いて笑顔で生活がおくれるように、今後も微力ながら尽力したいと思っています。

<写真の説明文>

2014年10月、第3回日本下肢救済足病学会九州・沖縄地方会市民公開講座のスタッフ集合写真です。真摯にブレずに取り組んでいれば、自然と同じ志を持った方が助けてくれます。多くの仲間を持つ事で、自分に足りないことも補ってもらえますし、その結果、患者さんにもその心が還元できるのだと日々感じています。

 

まだまだ、「足の爪、傷、冷え、静脈瘤、むくみ、をはじめとした足のトラブル」などの異変は様々な病気が原因で起こることは知られていませんし、診る・診れるクリニックがあることも知られていません。「足もとの健康」から「全身の健康」を守るためにも「六本松 足と心臓血管クリニック」がお役に立てるように真摯に「足から診る医療に取り組む」診療をしていきたいと思っています。