循環器学のアップデートと循環器専門医の単位更新のために日本循環器学会に参加してきました。
年1回開催される日本循環器学会学術集会、今年はパシフィコ横浜で開催され、土曜日の診療を終えてから参加してきました。循環器学会は循環器系医師をはじめコメディカルが集まる循環器系では一番大きな学会です。院長の私はこの学会の「循環器専門医」を2007年に取得しました。今は2019年ですので、もう取得してから12年が経過しています。医師の間では知られていますが、「専門医」を取得するためには、医師としてその診療科を専攻してから一定の経験期間が必要であり、受験の際には経験症例の提出や難しい試験をクリアしなければ取得できません。
いろんな学会がありそれぞれ「専門医制度」があったり、現在は専門医制度の改変か行われたりしています。晴れて「専門医」に合格しても継続のためには更新が必要なのです。循環器学会は5年間に50単位を取得せねばなりません。どの職業もですが、医師もやはり生涯勉強あるのみなのです。
専門医制度については賛否両論ありますが、医学は日進月歩の世界です。学会の参加や発表で知識をアップデートしている医師に診てもらうのが安心なのではないでしょうか。今回の学会では診療の関係上、すべての分野の勉強はできませんでしたが、循環器生理学の知識や、心臓リハビリテーション、弁膜症の最新治療動向などなど大変有意義な時間となりました。
学会の朝は横浜のベイエリアを学会モーニングrun & walkに主催の東京大学の先生方、心臓リハビリ関係のNPO法人ジャパンハートクラブの方々に加わり、スタッフとしてAEDを持ち、コース誘導係のボランティアを引き受けました。一般市民も加わり、100名を超える参加がありましたが、事故、怪我もなく終えることができました。こんな形でも今回の学会のお手伝いができて良かったです。
これからも質の高い循環器診療を続けていけるように日々精進を続けます。横浜での開催で弾丸ツアーのため残念ながら中華街には行くことができなかったのが心残りですが、ベイエリアの朝焼けや桜が綺麗だったので吉とします。