「下肢の創傷と病態別治療」について、今年も認定看護師さんの授業を担当しました。
2019年度の皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程の授業と試験が終わりました。「創傷管理」創傷の病態と治療「下肢の創傷と病態別治療」を担当しました。今年で3年目になります。授業のポイントは、下肢創傷の病態と治療について理解することです。スライド300枚ほど用いて90分を2コマのボリュームです。
主に(1)糖尿病性足病変、(2)末梢動脈疾患、(3)静脈性潰瘍、(4)血行再建、追加して靴について、爪について、地域連携についてなどのお話をさせていただきました。
認定看護師さんというのは、通常の看護師さんとして実務経験がある上にさらに専門的な分野・知識を身につけるために進むキャリアの一つです。担当している福岡看護協会の学校では、このコースは8ヶ月間にも及び、演習/実習を含め660時間ものみっちりしたカリキュラム。ベテラン揃いで勉強熱心な看護師さんばかりでした。また、九州に止まらず、北海道、東北、関東などなど全国から集まっていて素晴らしいなと思います。担当教官も医師は大学病院 教授クラスの先生も多い中、いち開業医として、微力ながら協力させていただいていますし、この卒業生の中から「足病・フットケア」に興味を持ってライフワークにするような看護師さんが誕生することを願うばかりです。
昨日、無事に試験を終えたそうで、ホッとします。来年はどうなることか・・・ 今年は皮膚・排泄ケア認定看護師さん向けの「Woc Nursing」という雑誌も企画編集させていただく機会がありました。今回の生徒さんの益々のご活躍を祈念したいと思います。しかし、午前診療終えて、すぐに授業するのも少々くたびれます・・・
「Woc Nursing」という雑誌の企画編集についてのブログはこちら。 https://ashitoshinzo.com/2019-5-2-1/
「フットケア外来の構築と実践」、新しい「令和」時代も「日々の診療」、「学術活動」、「啓発活動」を頑張っていきたいと思います。