「足に関する学びを深める」をテーマに充実した研修会を開催しました。 日本フットケア技術協会研修会のご報告

4月3日に開催された日本フットケア技術協会(http://jafta.org )主催の第33回研修会が開催されました。今回はその研修会の内容をご報告しようと思います。

 

 

研修会のテーマは「足に関する学びを深める」でした。今回もフットケア・足病領域でご活躍されている若手の先生方を中心にご尽力頂きました。ご協力頂きました皆様、どうもありがとうございました。

 

 

この4月から日本フットケア技術協会の研修委員長を引き受けています。まだ、任期前でしたが、副委員長の藤井恵さんにご協力頂き今回の研修会のプログラムを企画いたしました。

 

前研修委員長の山口健一先生(爪と皮膚の診療所 形成外科・皮膚科 横浜市)には、豊富な臨床経験を多くの症例を提示して頂き、参加者の皆さんが多くメモを取られていました。特にフットケアセラピストさん、「あれっ?? これは私で大丈夫?」というお客さんは、早く「フットケア・足病診療を得意にしている医療機関」にご紹介ください。

 

悪性例や早期に重症化する例もあります。僕自身も新たな学びとなりました。

 

門野 邦彦先生(五條病院 整形外科 部長)先生は、「足部・足関節における整形外科的基礎知識+令和4年度アップデート」の内容で、新たに改定された学会の足に関する用語解説から歩行分析の歴史、学術データの数々、最近のトピックスである荷重CTのお話、足のバイオメカニクスなどなど多くの運動力学的、整形外科的な専門内容をわかりやすくお話いただきました。

 

個人的にもかなり親しくしていただいている先生でお会いしたかったのですが、公務の関係でリモートとなってしまったことは残念でした。が、リモートでも聴講者には先生の「お人柄」が伝わったものと感じます。無理難題をありがとうございました。感謝です。

 

 

 

有薗 泰弘 先生(有園義肢株式会社 社長)
には、「下肢装具の基本的な知識 短下肢装具を中心に(仮)」お話いただきました。装具処方における制度について、現在の問題点などをコンパクトにまとめて頂きました。

パラリンピックで長嶋茂雄元監督が装着していた短下肢装具についてのお話も興味深かったです。さすがのアドバンフィット株式会社(有園義肢株式会社 グループ会社)です。有薗さんは言わずと知れた、竹内のクリニックの良き信頼できる診療パートナーの凄腕義肢装具士です。

この4月からの診療報酬改訂が大変で、残念ながらのリモートとなりました・・・ 別に僕は浅草で会わなくて良いんですけどね(笑)

 

最後は、山本 蘭佳 先生(フットケアサロンランカ 代表)の元気溢れる講演でした。有薗さんも含め、開業前に一緒にドイツ(ベルリンなどなど)の施設見学、研修、海外講演、プリ観光、フットケアメッセ(名前ど忘れ・・・)に一緒に行った仲間です。

銀座でサロンを開業し今や大盛況の売れっ子セラピストさん。ほんと、エネルギーと真面目な姿勢には尊敬です。若手起業家ならではのSNSでの発信(インスタ、Tik Tokなど)についての頑張りはすごいです。おじさん世代の僕には付いていけませんし、理事の面々は「???」だったに違いありません。また、経営理念、スタッフ教育に関しても頑張ってるなぁーって嬉しくなりました。

有薗さんと、蘭佳ちゃんと竹内で3人で毎朝のようにドイツの寒い朝を一緒にランニングしたのは良い想い出です。

今回はそのドイツ視察・研修メンバーも応援を兼ねて参加が多かったように思います。また、ドイツの夜のように異業種・多業種の同志として一緒にわいわい飲める日が来ることを楽しみにしています。さぞかし、有薗さんも会いたかった事でしょう。

 

【テーマ】「足に関する学びを深める」

日本フットケア技術協会 2022年度第19回通常総会・第33回研修会 プログラム

日 時■2022年4月3日(日)12:30~17:10 会 場■東京文具共和会館3F C室

〒111-8611 東京都台東区柳橋 1-2-10

第一部 総会 12:30~12:50 会員のみ

第二部 研修会 13:00~17:10 テーマ「足に関する学びを深める」

13:00~13:50 講演「爪の各論:自験例をまとめて(巻き爪、陥入爪、爪白癬以外(仮) )」(50 分)

座長:河合 修三 先生(皮フ科シュウゾー 院長、JAFTA 会長)

演者:山口 健一 先生(爪と皮膚の診療所 院長、JAFTA 理事)

 

14:00~14:50 講演「足部・足関節における整形外科的基礎知識+令和4年度アップデート」(50 分)

座長:竹内 一馬 先生(足と心臓血管クリニック 院長、JAFTA 研修委員長)

演者:門野 邦彦先生(五條病院 整形外科 部長、日本靴医学会評議員、日本フットケア足病医学会 理事)

 

15:10~15:40  PR セッション(30 分) 10 分×3 社

企業 PR1「歩く楽しみを感じるコンフォートスニーカーblu」ラッキーベル株式会社

企業 PR2「フットケアにおける粉塵対策関連製品」株式会社ジェイ・シー・ティ

企業 PR3「足と爪を美しくするサロン フスフレーゲ顧客満足度調査」バン産商株式会社

 

15:45~16:15 講演「下肢装具の基本的な知識 短下肢装具を中心に(仮)」(30 分)

座長:倉片 長門 先生(スマイル・まやクリニック 院長、JAFTA 副会長)

演者:有薗 泰弘 先生(有園義肢株式会社 社長)

 

16:20~16:50 講演「サロンや爪甲鉤弯症、巻き爪などのお話(仮)」(30 分)

座長:藤井 恵 先生(ヴォールタート 代表、JAFTA 研修副委員長)

演者:山本 蘭佳 先生(フットケアサロンランカ 代表)

 

16:50~17:10 技術検定会合格証、衛生管理基準認定書授与と紹介

終了後 集合写真の撮影、片付け

 

フットケア関連のセラピストさん、ネイリストさん、看護師さん、介護関係者、理学療法士、柔道整復師、医師、靴技術関係者など多職種かつ多くのご参加ありがとうございました。

次回は「秋の研修会」を今日から企画開始いたします。研修会に参加してみたい、関係者と交流を持ちたい、興味がある、などございましたら、竹内までご連絡ください。「秋の研修会」は、東京ではなく、福岡もしくは大阪・神戸での開催を検討しています。

 

まだまだ、コロナ禍でもあり、感染対策を実施しながらの開催ではありますが、多くの「学びの場、交流の場」を提供することができ、「患者さん、お客さん」に質の高い医療、ケアが提供できるように微力ながら尽力したいと思います。

 

ご協賛いただけます個人、法人、企業の皆様、活動を取り上げて頂けるメディアの皆様、も「持続できる 国民の足元からの健康」へのご協力よろしくお願いいたします。ご連絡は下記の事務局までお願いいたします。

 

日本フットケア技術協会本部事務局(http://jafta.org
〒111-0043東京都台東区駒形2-5-7バン産商株式会社FSI内
TEL.:03-3843-5253 FAX:03-3843-6562

 

 

 

さて、恒例なのですが、研修会前には、早朝の隅田川を久しぶりに10km気持ちよくランニングすることも出来ました。隅田川のランニングは良いですね〜 花見も菜の花も楽しめました。

今回もこのような贅沢なご縁と勉強会で学ぶ場を提供いただけて感謝です。「学べる幸せ」は大切です。

バン産商株式会社 フスウントシュー インスティテュート、日本フットケア技術協会(http://jafta.org )の関係者に感謝いたします。

 

当クリニックは、フットケアサロンや靴店・インソール・靴技術関係者の方々でお困りのお客さんや人と人をお繋ぎできる役割も使命と思っています。いつでもお問い合わせください。

 

 

 

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