第5回日本フットケア足病医学会九州沖縄地方会のご報告 〜当院の西村看護師、古澤看護師が発表しました〜
10月8日に無事に第5回日本フットケア足病医学会九州沖縄地方会足病学会が終わりあっという間で、早いものでもう11月を迎えようとしています。秋はイベントも出張も多く、報告をサボりがちです。反省。
2023年10月8日に開催された第5回日本フットケア足病医学会九州沖縄地方会では、九州大学大学院薬学研究院 革新的医薬創成学 米満吉和教授が大会長を務められ、竹内はそのサポート役の副会長に任命されました。約540名ほどの参加もあり、一年間、数名のプログラム委員の先生方と大会の準備から当日まで一緒に運営できた事は大変良い勉強になりました。米満先生にはこのような機会を与えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。また、今回は学会のシンポジウムには当院の古澤看護師が登壇、フットケア指導士講習会では、西村看護師が講師、2名とも実技指導のお役目をしっかり果たしました。
竹内の報告はまた別の機会にしたいと思いますが、今回は二人の発表を少しご紹介します。
西村直美看護師はフットケア指導士の資格を持ち、ビギナーの看護師を指導する立場。今回はフットケア指導士の資格更新のためのフットケア指導士対象実技講習会に座学、実技指導を担当しました。座学は「日本フットケア足病医学会が目指すもの 足の専門(足と心臓血管クリニック)クリニックで勤務を経験して」のタイトルで講演させていただきました。
古澤美和子看護師は、シンポジウム2「いろいろなフットケア」にて「在宅でのフットケア 在宅でのフットケアの問題点と展望」のタイトルでシンポジストを務めました。また、古澤看護師は僕とともに本学会のプログラム委員も務めました。
古澤看護師の講演では、高齢者の足の現状、高齢者のフットケアの問題点、についても述べました。高齢者が足にトラブルが起きると、
痛いから歩かない → 下肢筋力低下 → 筋力低下から歩行機能低下 → 転倒リスク上昇 → ADL低下 → 寝たきり への悪循環サイクルに陥ってしまいます。 ブログをお読みいただいている患者さん、ご家族には、この悪循環サイクルに陥らないように、当院の存在を知っていただけたらと願います。
二人の活躍は 2人ともフットケア領域ではベテラン看護師です。学会に貢献できただけで無く、福岡・九州沖縄圏内の新しくフットケア・足病医療を学ぶ看護師や現在学んでいる看護師のお手本になれ、成長に関われた事を当院として嬉しく思います。
当院は診療のみならず、学術活動にも力を入れています。足と心臓血管を専門に診るクリニックの使命として、スタッフ一同で、さらに診療・ケアの質を高めていければと願います。
次回の九州・沖縄地方会は、鹿児島大学医学部 内分泌・糖尿病内科が主催されます(西尾教授が会長)。鹿児島といえば、約10年前にフットケア学会鹿児島セミナーが開催された時に、竹内が市民公開講座の監修でお手伝いさせていただいたことが懐かしいご縁です。鹿児島でも当院がお役に立てることを実践していこうと思います。
もちろん、焼酎と温泉は欠かせません。笑
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