「温かい心と心無い記事・情報」〜こんな時こそ考えましょう〜
福岡市内のコロナ感染者数は現時点で3名(2020.3.2現在)とのことですが、全国的いや世界的にも拡がりをみせています。東北や熊本の震災の時もですが、このような「有事」の際の「デマ情報」もですが、「医療批判」も気になります。
これがまた地元では名だたる「●●●新聞」の記事なことになおさらびっくり・・・
真っ当な真摯な診療をしている病院や開業医の先生に対して「たらい回し・・・」新聞は高齢者への影響力も強く、ただただ「医療不信・不安」を募るばかり・・・
皆さんも一度、お読みくださいね。どんな方がどんな気持ちでどんな責任で書いておられるのでしょうね??
(2020.2.25)
インターネットやSNSの拡がりからも我々は多くの情報を得られる便利な社会になりました。その一方で「情報過多」、「誤った・偏った情報(故意かどうかは別にして)からの偏見・不安の助長」などからの不安も増えました。
特に高齢者に対しては優しくない世の中になってきたとも思います。
子供も大人も、そして自分自身も含めてなのですが「正しい情報の取捨選択」は気をつけなければと思います。
先週もご高齢の患者さんが「コロナウィルス感染のニュースが多くて、怖くなって趣味の散歩ができなくなりました。家に籠っていて、食事の買い物も通販に変えてしまいました」と言っていた患者さんが居ました。
ご高齢で通院されているのでもちろん基礎疾患を持った方ではありますが、このまま家に籠っていて良いのでしょうか?
「1ヶ月も家に籠っていたら、次に家から出る時は車椅子になっちゃいますよ。筋力低下だけでなく、抵抗力・免疫力も落ちますし、精神衛生上も良くありませんよ。
せめて、マスク着用で人混みは避けて、散歩は続けましょう。帰宅したらしっかりうがい、手洗いはしてくださいね。」とお話しするようにしています。
現状が続けば、要介護状態へと悪化していく高齢者が増えて行くのではと危惧します。
ブログですし、あくまで個人の視点です。突然の決定などで政権批判もしたくもなりますが、こんな時だからこそ、家族だけでなく接する人すべてに、せめて自分と接点のある方だけにも良いので「温かい心」と「確かな情報」を伝えられる人間でありたいと思います。
医療現場はかなり深刻な地区も出てきていますし、みんな頑張っています。みんなでみんなを守っていきましょう。
今週はもう3月。暗い話題が多い雰囲気ではありますが、皆さん、「明るい気持ち」と「冷静・平穏な心」、「標準的な感染予防の徹底」で、明るい春を目指して元気に頑張りましょう。卒業生の方々も平穏に新しい門出に迎えることを心から願います。