第15回日本腎臓リハビリテーション学会in横浜 ジョイントシンポジウムでの発表の報告

あっという間に3月中旬で年度末ですね。寒かったり、暑くなったりして高齢者にとっては、体調管理が心配になる今日この頃です。

 

この週末は休むことなく、第15回日本腎臓リハビリテーション学会in横浜(https://www.congre.co.jp/jsrr2025/ )にてご依頼をいただき発表してきました。

 

大会長である湘南鎌倉総合病院 小林修三先生、座長を務めていただきました同病院 腎臓内科 日高寿美先生、神戸大学医学部 形成外科 寺師浩人先生、関係者の皆さんには大変お世話になりました。心から感謝いたします。

 

そして、本シンポジウムの前には日頃から大変お世話になっている参議院議員(福岡県選出)秋野公造先生が特別招請講演「重症化予防と共同意思決定の推進に向けて」をお話くださいました。

 

先生が政策実現されている数々の偉業の一つに我々が頑張っている「足病領域」への充実があります。日頃からの活動やご指導に感謝するだけでなく、一緒に写真まで撮ることに・・・

終了後はいくつかのご相談もできて充実した学会となりました。ありがたいことです。

 

日本腎臓リハビリテーション学会からは初めてお招きいただき、日本フットケア・足病医学会とのジョイントシンポジウムでした。テーマは「足病変合併透析患者に対するリハを行うにあたっての問題点」

 

竹内は「足と心臓血管を専門に診るクリニックからの視点」のタイトルで講演しました。講演以外にも慢性腎臓病、透析、腎臓代替医療などについてもしっかりと学べました。

 

足病変ハイリスク群(足にトラブルを起こしやすい方)は下記です。

 

  • 糖尿病、
  • 下肢血流障害、
  • 透析・腎機能低下、
  • 高齢者、
  • 男性、
  • 喫煙者、
  • 免疫力低下状態、
  • 膠原病類似疾患、
  • 足病変既往例 などです。

 

当院は多くの透析施設からの紹介、在宅、訪問看護事業所などなどからの紹介も多いのが現状です。当院での透析患者さんの現状や抄録に書いているような内容でお話しさせていただきました。

 

<抄録>

2018年に福岡市内に足病と循環器の専門クリニックを開業してから7年目を迎えた。クリニックの特徴からも透析施設からの紹介も多く年間50名以上は受診している。当院の診療の実際、透析患者の足病変への対処、そして透析施設との連携などを紹介する。

 

循環器を専門にしていることから、動脈硬化性疾患も多く、透析を含めた下肢血流障害の患者は虚血性心疾患や頸動脈疾患も合併していることも多く、全身疾患の中の足病変と捉えており、積極的に超音波検査も実施し病状把握に努めている。

 

当院では下肢血流障害のみならず、足白癬、爪病変、外反母趾、開張足、冷え性、下肢の痺れ、静脈疾患、リンパ疾患など、下肢のほとんどの疾患に対応している。その中でも巻き爪、陥入爪、外反母趾、糖尿病性足病変、下腿浮腫、下肢静脈瘤の受診が多い。

 

特に透析を含めた足病変ハイリスク症例においては、爪病変の対処には注意が必要であり、非侵襲的な爪病変治療の選択が望まれる。巻き爪、陥入爪治療に関しては積極的に、ワイヤーによる3TO/VHO法矯正治療を取り入れており、年間にのべ1200趾ほど実施している。

 

また、本シンポジウムのテーマであるリハを行うにあたっての問題点については、靴も重要となってくることからフットケア、フットウエアについても触れることができれば幸いである。

 

発表のまとめとしては下記のことを述べました。

 

  • 足病変を有する(既往がある)透析患者さんは切断リスクも高く、全身の動脈硬化が進行していることが多い。リハビリ時には虚血性心疾患などの動脈硬化性イベントにも注意を要する。

 

  • 足爪のトラブルは靴が一因の事も多く、リハビリを行う上で靴選び・履き方にも注意。

 

  • リハビリ時には爪やベンチも創傷形成のリスクであり、事前の

ケアや処置が望ましく、チェックが必要。

 

慢性腎不全、透析状態の患者さんの心臓血管病、動脈硬化のお悩みや足のトラブル。医師、看護師さん、薬剤師、理学療法士などで自施設での症例のお困りなどがございましたら、ご相談ください。

 

診療があり、休診できなかったことから、会長招宴、学会懇親会などには参加する事ができませんでしたが、中学高校時代の同級生がチーフバーテンダーをしている横浜 ホテルニューグランドにて至福の一杯?二杯を飲み、久しぶりに懐かしい話をする事ができました。 こんな時だけ(?)は飲まずにいられませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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