コロナ禍の運動の注意点・運動時のマスクや熱中症について 〜2021.4.23 RKBニュースに取り上げていただきました〜

ご報告が遅くなりました。4/23 RKB ニュースで放送されました。「運動時の熱中症予防について」一言コメントしています。

今はニュースもyoutubeにupされてるのですねぇ。知りませんでした。

通院患者さんから放送を教えていただきました。感謝。換気の徹底と手洗い、できる感染対策をしながら体力維持に努めて頑張りましょう。

 

動画は下記のyoutubeからご覧いただけましたが、もう見れなくなってしまいました。期限があるのですね。泣

 

屋外においては科学的な実験データなどからもまだまだ賛否両論あるようです。しかしながら、屋外であっても密になる環境であればマスク着用で飛沫暴露を減らせるのは屋内と変わりません。

 

感染予防の観点からもマスク着用は今や「当たり前の光景」となりました。しかし、季節は梅雨、そして夏を迎えようとしています。

福岡県内でも今週も30度以上の気温を記録したりしています。このような時期にマスクを着用していて安心感はあるでしょうが、みなさん、快適でしょうか? 蒸れるし、息苦しいし、すぐに外したくなってしまいますよね。

 

短時間の通勤、通学時だけであれば我慢はできますが、ウォーキング、ランニング、球技などのスポーツなどなどの時はどうするのが良いのでしょうか?

 

文部科学省は2020年4月27日に「外出自粛時の運動・スポーツの実施について」外出自粛時において、安全に運動・スポーツに取り組んでいただくためのポイントについてまとめたことを発表しています。

(こんなことってあまり報道で取り上げられませんよね?笑)

https://www.mext.go.jp/content/20200427-mxt_kouhou02-000004520_3.pdf

 

これらのことは、クリニックの前回ブログに詳細にお話しいたしました。下記をご参照ください。

 

運動時のマスク着用は是か非か? 暑い時期にもマスク着用は必要? 〜「マスク着用で熱中症になるの?」色々な報道を考える〜

https://ashitoshinzo.com/2020-5-24-1/

 

過去のブログもご参照ください。

「マスクで熱中症リスク高まる?」 〜2020.5.28 RKBニュースに取り上げていただきました〜

https://ashitoshinzo.com/2020-6-13-1/

 

昨年も今年もまだまだ「エチケット的にも」マスク無しとはいかないストレスな生活が続いています。昨年のブログ内容も再掲載・改変して取り上げておきます。

 

気温、湿度、風、服装、体調、年齢、基礎疾患の有無、マスクの種類、などなど複数の要因が重なって熱中症を発症してしまうのです。「0か100か」の答えを求めてしまいがちですが、「マスクの着用=熱中症の発症」ではありません。

マスクもサージカルマスクからアベノマスクのような布マスク、薄手生地の通気性の良いマスクも色々とあります。

 

ウレタンマスクやサージカルマスクを着用しての短時間(10-20分程度)のウォーキング、散歩などでは熱中症の心配は少ないでしょう。

それよりも、涼しい服装に気をつける、日除け・日焼け対策(日傘や紫外線防止クリームなどでの皮膚保護)、塩飴の持参、ネッククーラーの着用などに気を配るべきだと考えます。

「外出時には必ずペットボトルや水筒で水やスポーツドリンクを持参する習慣をつける」ことが重要です。

マスクを着用しているとマスク内で自分の呼吸で蒸れるため「喉が乾きにくい」、マスクを外すのが面倒になるので「水を飲むタイミングを逸してしまう」などのことが生じてしまい、脱水症、熱中症の一因となってしまうことがあります。

そのためにも「のどが渇いてから水分を摂るのではなく、その前にこまめに水分を摂ることを心がけること」が大切です。

人が少ないところでは、マスクを外して水分摂取をする。

ウォーキングの時間も朝早くや夕方などの涼しい時間を選ぶ、日陰のあるコースを選ぶなども工夫していただきたいと思います。

 

マスクを着用したままウォーキングやジョギングをする場合は負荷のかかる運動は避けましょう。大濠公園にも掲示されています。

 

特に子供や高齢で基礎疾患のある方は熱中症になりやすいだけでなく、熱中症をきっかけに腎不全や血栓症などの生命の危険を脅かす状態にもなってしまうことがあります。

少しの注意で熱中症のリスクを減らせますので、皆さん、どうかお気をつけください。

竹内も暑い時期にもランニングしたりしていますので、自分自身も気を付けたいと思っています。

 

運動不足から外に出ていきなり運動すると、そのギャップから熱中症が心配になります。

今は運動に良い季節ですから、夏になる前にこの時期からぜひ、運動して体力つくりに努めていただきたいと思います。

 

コロナ禍で「stay home(ステイホーム)」ばかりしているとすぐに筋力低下・体力低下を招きます。これは筋肉貯金・体力貯金のない高齢者に顕著な傾向があります。

このコロナ禍の影響で寝たきりは今後増加してしまうでしょう。

もちろん「感染対策は重要です」。しかしながら、「正しく恐れる」。近所にウォーキングに行ったり、人が少ない公園で早朝に運動したからといって感染するわけではありません。

寝たきりにならないようにするためにも個々の体調、体力、病状、天気に応じた「運動の継続」をぜひ、お願いいたします。もちろん、室内運動やストレッチなども上手に組み合わせてくださいね。

 

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