手術の延期措置と診療体制について (2020.4.12現在)

福岡市内の感染者数は、201名、福岡県では332名(どちらも4.11現在)と残念ながら他県よりコロナ感染者数は増加しています。

開院時から木曜日の午後は手術日としてクリニックは休診して、竹内が執刀しての全身麻酔が必要な手術は那珂川病院で施行してきました。

手術の対象となる患者さんは主に「下肢静脈瘤」が多いです。よって月に3-4例の症例を行なっていますが、現在は予約待ちが長く、半年後の10月上旬まで(106日)すでに埋まってしまっている状態となっています。

 

アメリカ外科学会のガイドラインに準じて日本外科学会も手術についての「トリアージ計画のガイドライン」を発表しました。(2020.4.6付:2020.3.24最新版)

 

当院としては、全身麻酔下の手術ですが挿管なしで人工呼吸器を用いない手術かつ、入院期間も手術当日も含め1 泊2日の手術であることから、4月16日までは予定通り手術を行っていました。

 

すでに手術日が決定している患者さんについては、4月、5月の手術予定は延期を決定しています。

予定患者さんについては連絡させていただきました。6月以降に手術予定の患者さんについては、現時点ではそのままのスケジュールとしています。

 

 早い段階での手術延期を希望される方はお申し出ください。患者さんのご希望により日程調整を進めさせていただきます。

 

自覚症状が強い方、炎症を伴う方、10月以降まで待てない状態の患者さんなどについては、個々のリスクを検討の上、手術スケジュールを調整させていただきます。

 

なお、外来診療は通常通り行っています。もともと「予約優先診療」を行っています。受診数を調整しながら診療を行っておりますので、安心して受診していただけるのではないかと思います。

クリニック内の換気に配慮していますので、診察中、処置中に少し肌寒く感じる日もあるかと思いますが、ご理解いただければと思います。

一般の報道でもありますように「軽症の風邪症状」での受診、「新型コロナ感染症が疑われる症状を有していると自覚される」患者さんについての「予約外」、「当院初診」となる患者さんは、患者さん導線(通常の患者さんと一緒のスペースとなってしまう)のことからもお受けできないことがありますので、この点についてもご配慮いただければと思います。

万が一、受診された場合も一度帰宅していただき夕方診療最後の枠での診察とさせていただきます。

症状に不安のある方は、電話が繋がりにくいとは思いますが、各保健所やLINEが実施している「ふくおかコロナサポート」などもご利用されてみてください。下記の福岡県のホームページからご覧いただけます。

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-linepersonalsupport.html

しかしながら、ご高齢者はそのようなサービスがうまく利用できない方がほとんどでしょう。ご家族、ご近所さん、お知り合いの方々から「正しい情報」を伝えていただければと願います。

 

なお、かかりつけの患者さんにおいて受診が不安な患者さんについては、「電話による処方箋発行」が可能な場合もありますので、ご相談ください。

 

情報は国の指示、各自治体の指示により刻々と変化しています。患者さんの健康、スタッフの健康、家族の健康、みなさんの愛する全ての人の健康を守る行動を取ることが国民の健康を守ることに繋がると信じて各々が行動し、一丸となって立ち向かって行きたいと思います。

 

「恐がりすぎず、正しく恐れての感染対策、日々の健康を維持しましょう」