糖尿病セミナー web講演会の座長を担当しました。 Weekly製剤(一週間に一回の服用薬)について
3月5日に開催されたweb講演会についてブログでご報告したいと思います。web講演会では、 医療法人二田哲博クリニック姪浜 院長 下野 大 先生に「Weekly DPP-4阻害薬を活用する」をご講演いただき、竹内はその座長を担当させて頂きました。
コロナ禍で福岡市内はまだ緊急事態宣言期間中だったこともあり、完全webでの講演会でした。演者と座長は配信会場に行く予定にしていましたが、竹内は午後の診療が終わらず、会場に行くことが出来ませんでした。開始直前までクリニックで診療を行い、その途中で、ZOOMに接続、そして打ち合わせもほとんど出来ずの状態となってしまいました。
こんな時はオンライン配信ってありがたいなと感じます。講演座長なので直前にスーツに着替えてネクタイを着用しましたが、下半身はクリニックのウエアのままでした・・・(演者や聴講者には秘密です:笑)そんなことが許されるのもオンラインの良い点ですね。 もしも、下半身まで写ってしまうと放送事故なのかもしれませんが・・・(写真のアップはありません:汗)
しかし、交通渋滞の中、開始に間に合わないかもしれないと不安で関係者に心配をかけるより、行けない時はクリニックの院長室から配信できる。これって、アナログな自分にとって、いや、他の方にとっても「コロナの恩恵」なのかも知れませんし、今後もこういうスタイルも確実に増えるのでしょう。
不慣れだとか嫌いだとか言わずに経験していくのが良いと感じました。しかしながら、本当であれば、演者の先生のお話は直接聴きたいものですし、直接、聴講者の方にも聞いて頂き、リアルでのご質問を受けたりしたいとも思ってしまいます。 皆さんはどのように思われますか?
さて、講演内容ですが、下野先生のお話は多岐に渡っており、ここで全ては紹介もできませんし、文字起こしもできません。笑
抄録にありますように、近年、患者中心の医療としてインフォームドチョイスが推奨されています。薬剤も患者さんの生活スタイルなどに合わせたオーダーメイドが必要だと考えています。
今回のテーマとなっていますweekly DPP-4阻害薬(1週間に一度の服用で良いお薬のことです)は、高齢者を含めた様々な患者さんに安心して使用できる薬剤と考えています。
また、アドヒアランス不良を改善する可能性もあります。服薬指導をどれだけ頑張ってもアドヒアランス不良で困っている患者様がいらっしゃいましたら本講演をご参考にしていただけたらと思います。
そうなんです。一部の患者さんには知られていませんが、最近では糖尿病の治療薬や、骨粗鬆症の治療薬などでは、週に1回の服用で良いお薬や月に1回の服用や注射で良いお薬などが開発され、処方されるようになってきました。
正直、僕は忘れっぽいので、毎日の服用が忘れずに良いなと感じたりもしますが、毎日毎日の薬の服用が苦痛、1錠でも減らしたい、減ったら嬉しいし、楽になれる。そんな患者さんにはものすごくメリット、恩恵がある剤型だと思います。
患者さんの病状によっては全ての患者さんに使える訳ではありませんが、病状が安定している患者さん、忘れずきちんと服用できる患者さん、薬剤を減らしたい患者さんには良い適応だと考えます。
そのようなお薬がご希望の患者さんはぜひ、主治医の先生に相談されてみてはいかがでしょうか? かかりつけ医の先生方はきっと相談に乗ってくださると思います。
楽しみにしていた講演会で、座長をさせていただいた竹内が一番勉強になりました。下野先生ならびにご聴講の皆様、どうもありがとうございました。
当クリニックは「糖尿病足病変」の患者さんが多く受診されていますし、私は循環器専門医、内科認定医ですので、「循環器(心臓病・血管病)」のみならず、「糖尿病」の患者さんも診ています。糖尿病専門医の先生との連携も良好ですので、「糖尿病」のことも、お気軽にご相談していただければと思います。
講演会終了後は、飲みに出られる訳でもなく、コンビニに寄ってご褒美のつもりで「好物のプリン」を購入して、自分自身の労をねぎらいました。が、なんと「チーズケーキ」だったというオチでした。
今回のブログは以上です。笑
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