「足と心臓血管の専門クリニックにおける診療の実際〜予防から治療、在宅医療も含めて〜」のテーマで講演しました。
日本臨床皮膚科医会九州ブロック学術教育講習会(http://conks.jp/jocdk2023/ )にて講演の機会を頂きました。今回は、この講演会について報告します。
シンポジウム 「皮膚科と在宅医療」 をテーマに日野 亮介先生に座長をして頂き3名の演者の一人として登壇いたしました。参加者は全員皮膚科専門医で専門医を取得、更新するための講習会で、オンライン参加も含め130人以上の皮膚科専門医の受講があったとお聞きしています。
<プログラム>
10:15~12:25 座長:日野 亮介 (福岡県)
シンポジウム 「皮膚科と在宅医療」
「在宅医療の現状と未来を見据えた皮膚科領域の地域連携のあり方」
岩野 歩 先生(コールメディカルクリニック福岡 理事長)
「足と心臓血管の専門クリニックにおける診療の実際」
〜予防から治療、在宅医療も含めて〜
「皮膚科医が行う在宅医療 〜to go, or not to go, that is the question〜」
袋 秀平 先生(ふくろ皮膚科クリニック 院長)
<質疑・質疑>
12:25 ~ 12:40 展示企業製品紹介
12:40 ~ 13:40 ランチョンセミナー
14:00 ~ 15:00 座長:楠原 正洋(福岡県)
教育講演
「医療と研究におけるインフォームド・コンセントと個人情報の取り扱い」
筑波大学病院医療情報マネジメント学教授 古田 淳一先生
15:00 ~ 16:00 座長:安元 慎一郎(福岡県)
特別講演 「コロナ禍前までの『私の履歴書』」
佐賀大学医学部内科学皮膚科 名誉教授 成澤 寛 先生
演者の岩野先生と竹内以外は参加者全員が皮膚科医。岩野先生の宗像地区を中心とした在宅診療のネットワーク作り、環境づくりのご講演はとても勉強になりました。
また、新たにご縁ができて、フットケア・足病に関するネットワークでも共有できることが多くありました。当院には宗像地区からの患者さんの受診も多く、大変心強く感じます。
袋先生は、もともと、フットケア学会、下肢救済学会時代からご一緒しているドクターのお一人。福岡で袋先生とご一緒する機会があるとは思っていませんでした。
相変わらず、ユーモアたっぷりのご自身の豊富な経験に基づく、褥瘡、在宅皮膚科診療の重要性のお話は勉強になりました。
また、座長の日野先生(日野皮フ科医院 院長)、お話は聞いたことがあるので知ってはいましたが、座長、司会の力量が本当に素晴らしいと感じます。経験値の高さからくるのか、才能なのか???
この話術に引き込まれ、これもまた、話し下手の筆者にはとても学ばせて頂くことが多かったです。
日野先生は、日本臨床皮膚科学会で筆者が招待講演を行なった時の講演を聞いていただいていて、是非、皮膚科専門医の方々にも筆者のしている診療や活動を聞いてもらいたいと今回の講演会にお声かけいただきました。
お声かけいただき光栄です。あらためて感謝いたします。
確かに皮膚科医の先生方よりも多くの巻き爪治療を実施し、顕微鏡検査(鏡検)にて白癬菌(みずむし菌)を診ている皮膚科以外の医師は変人?奇特な医師に映ったのかもしれません・・・笑
福岡市内の皮膚科開業医の先生からも特に手に負えないような重度の巻き爪症例のご紹介が多いのが現状です。このような症例に対して、矯正治療(3TO/VHO法)で治療をすることができ、患者さんからも喜ばれています。
筆者のクリニックでは、80-90歳のご高齢の患者さんも多く受診されています。
ご家族が連れてくるのが大変、なかなかお一人では通院できないが、医療的なケアを希望されている方も多く、そのような患者さんのために当院在籍の専門看護師(古澤美和子Ns)による「訪問フットケア」(自費)を行なっています。
患者さんのニーズに応じて受診と訪問フットケアを使い分けいただいたりもしています。お気軽にご相談ください。そのような内容も今回の講演で紹介させていただきました。
今回、多くご紹介いただきながら直接お会いしたことがなかった先生方ともご挨拶することができ、「顔と診療内容がみえる」ことの重要性も感じました。
このような機会に心から感謝しますし、日々の診療で患者さんに還元していきたいと思います。
また、機会がありましたら、多方面からお声かけいただければと願います。
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