第5回日本フットケア・足病医学会年次学術集会 大会長企画「足病領域における行政との取り組み」の企画、座長を担当させていただきました。
第5回日本フットケア・足病医学会年次学術集会 大会長企画「足病領域における行政との取り組み」の企画、座長を担当させていただきました。
人生100年時代と言われるようになった超高齢化社会において、寝たきり老人を減らすことが急務です。そのためには、国民の足を守るための予防、早期発見・早期治療の仕組みづくりが大切になります。医療機関にはいよいよ病状が悪くなってから受診するケースがほとんどであり、それ以前の病状から介入できるのが理想です。このようなシステム作りは医療従事者だけではできません。行政だけでもできません。市民への周知や知識の底上げも必要です。医療のみならず、介護関係者との連携も大切になります。
今回のシンポジウムでは、山形市、福岡市の行政の取り組みを紹介し、参議院議員の秋野公造先生に「国民の足を守るために政治ができること」についてお話しいただくことができ、今後の足病診療・予防のシステム作りのきっかけとなる議論ができました。
今回のシンポジウムは壮大なテーマとなり、共同座長に本学会の理事長である 神戸大学医学部 形成外科学 寺師浩人教授にご一緒していただき学会のメイン会場にて多くの聴講者にご参加いただくことができました。国会会期中にも関わらず、参議院議員の秋野公造先生には、ご講演に加えて、本シンポジウムでもコメンテーターとしてもご登壇していただき、貴重なアドバイスをいただきました。心から感謝いたします。
学会員のみならず、国会議員、市議会議員、公務員である市役所健康増進課課長などの立場の方々と「足病領域における行政との取り組み」について大きな議論ができたことは、未来ある一歩になったことと確信できるシンポジウムとなりました。
今回は山形市、福岡市の取り組みを紹介しましたが、引き続き、他の行政の取り組みにも注目し、多くの学会員と共有することで、さらなる一歩にしたいと思っています。そして、皆さんの足元からの健康につながるように大きな動きへ、そして形にしていきます。ご協力よろしくお願いいたします。
このようなシンポジウムの機会を設けていただき、東信良会長(旭川医科大学 外科学講座 血管外科学分野 教授)に感謝申し上げます。関係者の皆様もどうもありがとうございました。
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