マラソン前に行っておくべき足のメンテナンス (足のトラブル回避のために出来ること)
いよいよ、福岡マラソンが近づいてきました。参加者の皆さん、準備はいかがでしょうか?先日は「初心者ランナーへのアドバイス」と題して「適切なシューズ選び」のことを少しお話ししました。マラソン大会終了後や大会中で多い足のトラブルに「靴ズレ」、「筋肉痛」、「爪・足趾の痛み」、「膝の痛み」などが挙げられます。こういったトラブルを未然に防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?
「適切なシューズ選び」だけでは不十分なのです。大切なのは「適切なシューズを適切に履くこと」なのです。「適切に履くとは??」ランニングシューズに限ったことではありませんが、ひも靴は「踵で合わせ、しっかり紐を結ぶこと」が大切です。「筋肉痛」は仕方がないことだったりもしますが、「靴ズレ」、「爪・足趾の痛み」、「膝の痛み」はこの事だけでもかなり予防できます。要するに「靴の中で自分の足を遊ばせない」ことから「靴の中での摩擦を最小限にとどめる」なのです。
これは当日の事ですが、前日までに準備しておく足のメンテナンスの一つに「爪切り」があります。マラソン大会や登山後に多い足のトラブルに「爪下血腫(そうかけっしゅ)」があります。これはいわゆる「爪の下で起こっている血豆」です。原因は靴の圧迫による物理刺激なのです。ですから、靴ひも結びも重要ですが、事前に爪が伸びっぱなしになっていて長い方はしっかり「爪切り」をしておきましょう。爪が肥厚している方はヤスリで削って少し薄くしておくことも効果的です。そして前日はなるべくアルコールは控え、水分はしっかりと補給し、十分な睡眠を取って下さい。