生涯歩行のための一歩になるか!? 下肢創傷処置管理料についてなど
この度の2022年診療報酬改定。ありがたいことに「足病治療の質を向上」できる一歩の改定がありました。創傷下肢創傷処置、下肢創傷処置管理料:下肢創傷の状態に応じた適切な処置および管理を推進する観点から下肢の潰瘍の処置およびその管理に係る評価が新設されました。
足病診療に携わって長いですが、人生100年時代と言われるにも関わらず、まだまだ足病・フットケアの領域は欧米に比べて100年くらい大幅に遅れています。国民一人一人がピンピンコロリではないですが、最期まで歩き続けられる「生涯歩行」獲得のためにも大切な一歩だと思っています。
当院に通院していただいている患者さんは車で2時間圏内くらい、古賀市、山口県、大野城市、太宰府市、筑紫野市、糸島市、唐津市などとかなり遠方から受診していただいているのが現状です。
当院を信用、信頼して選んでいただけて大変光栄です。しかしながら、受診されているのは、足や心臓が悪い患者さん方です。これを機に、当院のように足を診る医療機関が増えていく契機になればと願います。(比較的に心臓関係を専門とする医療機関は多いので心配はないのですが)
そして、少しでもご自宅の近くで安心してご自身の足を委ねられる医療機関が見つかれば良いのですが。
しかし、その前に大切なことは「運動習慣の促進」です。ここ数年、快適な季節である春や秋が短くなっているように感じます。今のこの快適な時期に運動せずにいつ運動する? あっという間に暑い夏がやってきます。
今回の診療報酬改定でご尽力いただいた参議院議員であるあきの公造先生(医師)が当院に視察にこられ、4月13日の公明新聞(全国版)に当院のことを掲載していただきました。大変、名誉なことでもあり、感謝いたします。先生のおかげでもありますし、私も評議委員や各種委員会で仕事をしています日本フットケア・足病医学会の皆さんのおかげでもあります。
足と心臓血管を専門に診るクリニックとしても、引き続き、全国のモデルクリニックとなるように、ひとりひとりの一歩を大切に地道に診療していきたいと思います。
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