「マスクで熱中症リスク高まる?」 〜2020.5.28 RKBニュースに取り上げていただきました〜

あっという間に6月も中旬ですね。忙しさにかまけてRKBニュースに取り上げていただいたことをブログにしていませんでした。深く反省。笑

WHOは新型コロナ感染拡大時には「マスク着用は有用ではない」と発表していましたが、今は「マスク着用は有用である」と発表を改めるようになりました。新型コロナウイルスや他のウイルス感染について、ウイルスサイズからは通常のマスク(N95以外マスク:サージカルマスク、布マスクなど)は感染を予防することはできません。

しかしながら、飛沫感染を減らす効果があることは、数々の発表からわかってきました。ですから、屋内で人が密になる空間においては、感染拡大の予防策としては有用でしょう。

 

屋外においては科学的な実験データなどからもまだまだ賛否両論あるようです。しかしながら、屋外であっても密になる環境であればマスク着用で飛沫暴露を減らせるのは屋内と変わりません。

 

今回は「マスクの着用で熱中症のリスクは高まるのでしょうか?」こんな疑問が多くなり、2020年5月28日放送のRKBニュースで取り上げていただきました。

 

感染予防の観点からもマスク着用は今や「当たり前の光景」となりました。しかし、季節は梅雨、そして夏を迎えようとしています。福岡県内でも今週も30度以上の気温を記録したりしています。このような時期にマスクを着用していて安心感はあるでしょうが、みなさん、快適でしょうか?

蒸れるし、息苦しいし、すぐに外したくなってしまいますよね。 短時間の通勤、通学時だけであれば我慢はできますが、ウォーキング、ランニング、球技などのスポーツなどなどの時はどうするのが良いのでしょうか?

 

そのことについてニュースでは、私見を述べました。ニュースは短時間ですし、時間の制約もあり、お話した内容全てが放送されたわけではありません。しかしながら、重要なことは、報道記者さんがしっかり画像やテロップに盛り込んでいただきました。さすがはRKBニュースですね。

 

文部科学省は2020年4月27日に「外出自粛時の運動・スポーツの実施について」外出自粛時において、安全に運動・スポーツに取り組んでいただくためのポイントについてまとめたことを発表しています。

(こんなことってあまり報道で取り上げられませんよね?笑)

https://www.mext.go.jp/content/20200427-mxt_kouhou02-000004520_3.pdf

 

これらのことは、クリニックの前回ブログに詳細にお話しいたしました。下記をご参照ください。

運動時のマスク着用は是か非か? 暑い時期にもマスク着用は必要? 〜「マスク着用で熱中症になるの?」色々な報道を考える〜

https://ashitoshinzo.com/2020-5-24-1/

 

気温、湿度、風、服装、体調、年齢、基礎疾患の有無、マスクの種類、などなど複数の要因が重なって熱中症を発症してしまうのです。「0か100か」の答えを求めてしまいがちですが、「マスクの着用=熱中症の発症」ではありません。

 

マスクもサージカルマスクからアベノマスクのような布マスク、薄手生地の通気性の良いマスクも色々とあります。ウレタンマスクやサージカルマスクを着用しての短時間(10-20分程度)のウォーキング、散歩などでは熱中症の心配は少ないでしょう。

 

それよりも、涼しい服装に気をつける、日除け・日焼け対策(日傘や紫外線防止クリームなどでの皮膚保護)、塩飴の持参、ネッククーラーの着用などに気を配るべきだと考えます。

「外出時には必ずペットボトルや水筒で水やスポーツドリンクを持参する習慣をつける」ことが重要です。

マスクを着用しているとマスク内で自分の呼吸で蒸れるため「喉が乾きにくい」、マスクを外すのが面倒になるので「水を飲むタイミングを逸してしまう」などのことが生じてしまい、脱水症、熱中症の一因となってしまうことがあります。

 

 

そのためにも

「のどが渇いてから水分を摂るのではなく、その前にこまめに水分を摂ることを心がけること」が大切です。

 

ウォーキングの時間も朝早くや夕方などの涼しい時間を選ぶ、日陰のあるコースを選ぶなども工夫していただきたいと思います。

特に子供や高齢で基礎疾患のある方は熱中症になりやすいだけでなく、熱中症をきっかけに腎不全や血栓症などの生命の危険を脅かす状態にもなってしまうことがあります。 少しの注意で熱中症のリスクを減らせますので、皆さん、どうかお気をつけください。

試作のネッククーラーを着用してランニングしてみましたが、知人から「怪しいドラえもん」と言われました。笑

 

筆者の竹内も暑い時期にランニングしたりしていますので、自分自身も気を付けたいと思っています。 以上、六本松 足と心臓血管クリニック 現場からの報告でした。笑

「健康は足のケアから」〜西日本新聞 2020.5.15朝刊に掲載されました〜

福岡県内の新型コロナ感染者数は現時点で655名(2020.5.17現在)、新規感染者は2日連続ゼロとのことです。県民の皆さんの強い頑張りにより緊急事態宣言が早期解除となりました。

2020年5月15日の西日本新聞 朝刊にコメントを「健康は足のケアから」大きく掲載していただきました。 本来は新年度になってフレッシュマンに向けた足のトラブルについてでしたが、新型コロナ感染症のこともあり、新型コロナ感染症収束後の「寝たきり予防対策」の一助となればと思います。 素晴らしい記事にしていただけた担当記者の川口さんに感謝です。

<正しく靴選び・正しく歩く>

走るときにランニングシューズを履くように、長時間歩くなら歩行を助ける機能を備えた製品を、TPOを意識し履き替えて欲しい。

男性用の革靴は一般的に底が硬く、長時間の歩行には適さない。ゴム底などかかとにクッション性のあるもののほうが、膝や腰への負担は軽減されます。

パンプスは、甲の部分にストラップがあると、かかとを固定できて爪先に指がつまるのを防ぎ、痛みの要因を減らすことができます。

実際は、本人が思っているサイズとは異なる場合が多く、特に男性は幅広で脱ぎ履きしやすい製品を選ぶ傾向があります。靴の中で足がずれるとひざ痛や腰痛の原因にもなります。自分だけで選ばずにシューフィッターなどの専門家に相談するのが良いでしょう。

 

<つま先立ち運動(かかと上げ運動)>

  • 壁に両手をついて軽くつま先立ちする。肩の力は抜き、楽な姿勢で構いません。
  • 両足をそろえて約3分間、ゆっくりかかとを上げ下げする。足の指で体重を支えふくらはぎが収縮していることを意識しましょう。

 

1日に2-3回取り組むことで、指先の踏ん張る力やふくらはぎの筋力を保つ助けになり、また、巻き爪になりにくくなる効果もあります(個人差はありますが)。

 

屋内でできること、屋外でできること。いろいろな運動を取り入れてみて下さい。

 

今回の「コロナ禍」で高齢者の体力低下による車椅子、寝たきり率は増えることが予測されます。自粛解除の有無に関わらず、特に高齢者は普段より適度な運動し続けることで体力維持が可能となりますので引き続き運動の継続を!

屋外の運動時はマスク着用と帰宅後の手洗い、うがいの徹底を心がけて下さい。又、外での運動が厳しい場合には「自宅内にて動き回る」、「座っている時間を極力短くする」など「動くこと」意識した生活を心がけて下さい。

福岡県は自粛解除となりましたが、社会の経済活動を考慮したことであり、感染しなくなった訳ではありません。暗い話題が多い雰囲気ではありますが、皆さん、「明るい気持ち」と「冷静・平穏な心」、「標準的な感染予防の徹底」を継続して、元気に頑張りましょう。

 

新型コロナ感染症に負けずに生涯歩行!!

2020.5月以降の診療体制について(2020.5.7現在)

ゴールデンウィーク明けも多くのご予約をいただいております。

新型コロナウイルス予防の観点からも予約数は制限して診療させていただいています。患者さんがご希望される日程でのご予約が入りにくい状態です。

また、クリニック内の換気も行なっていることもあり、気温が低い日には肌寒く感じられることもあるかと思います。

重症度に応じて急ぎでの診療は考慮させていただきます。また、こちらから予約の変更をお願いすることがあるかもしれません。

ご不自由、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、患者さん、スタッフの安全確保のためにもご協力いただければ幸いです。

また、発熱などの感冒様症状がある方は事前にご連絡いただけましたら、予約枠調整いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

少しずつですが、福岡の新型コロナ感染症の発生は減っています。皆さんで協力しながらご自身、そしてご家族、そして国民の健康を守っていきたいと思います。

 

2020年5月のゴールデンウィークの診療について

ゴールデンウィークは暦通りの診療となっています。 5月3日、4日、5日、6日の4日間は休診となります。5月7日の朝から通常診療いたします。

ゴールデンウィーク明けもご予約を多くいただいております。新型コロナウイルス予防の観点からも予約数は制限して診療する方針です。ややご予約が入りにくい状態でご迷惑をおかげすることがあるかと思いますが、ご了承ください。患者さん、スタッフの安全確保のためにもご協力いただければ幸いです。重症度に応じて急ぎでの診療は考慮させていただきます。

また、発熱などの感冒様症状がある方は事前にご連絡いただけましたら、予約枠調整いたします。

手術の延期措置と診療体制について (2020.4.12現在)

福岡市内の感染者数は、201名、福岡県では332名(どちらも4.11現在)と残念ながら他県よりコロナ感染者数は増加しています。

開院時から木曜日の午後は手術日としてクリニックは休診して、竹内が執刀しての全身麻酔が必要な手術は那珂川病院で施行してきました。

手術の対象となる患者さんは主に「下肢静脈瘤」が多いです。よって月に3-4例の症例を行なっていますが、現在は予約待ちが長く、半年後の10月上旬まで(106日)すでに埋まってしまっている状態となっています。

 

アメリカ外科学会のガイドラインに準じて日本外科学会も手術についての「トリアージ計画のガイドライン」を発表しました。(2020.4.6付:2020.3.24最新版)

 

当院としては、全身麻酔下の手術ですが挿管なしで人工呼吸器を用いない手術かつ、入院期間も手術当日も含め1 泊2日の手術であることから、4月16日までは予定通り手術を行っていました。

 

すでに手術日が決定している患者さんについては、4月、5月の手術予定は延期を決定しています。

予定患者さんについては連絡させていただきました。6月以降に手術予定の患者さんについては、現時点ではそのままのスケジュールとしています。

 

 早い段階での手術延期を希望される方はお申し出ください。患者さんのご希望により日程調整を進めさせていただきます。

 

自覚症状が強い方、炎症を伴う方、10月以降まで待てない状態の患者さんなどについては、個々のリスクを検討の上、手術スケジュールを調整させていただきます。

 

なお、外来診療は通常通り行っています。もともと「予約優先診療」を行っています。受診数を調整しながら診療を行っておりますので、安心して受診していただけるのではないかと思います。

クリニック内の換気に配慮していますので、診察中、処置中に少し肌寒く感じる日もあるかと思いますが、ご理解いただければと思います。

一般の報道でもありますように「軽症の風邪症状」での受診、「新型コロナ感染症が疑われる症状を有していると自覚される」患者さんについての「予約外」、「当院初診」となる患者さんは、患者さん導線(通常の患者さんと一緒のスペースとなってしまう)のことからもお受けできないことがありますので、この点についてもご配慮いただければと思います。

万が一、受診された場合も一度帰宅していただき夕方診療最後の枠での診察とさせていただきます。

症状に不安のある方は、電話が繋がりにくいとは思いますが、各保健所やLINEが実施している「ふくおかコロナサポート」などもご利用されてみてください。下記の福岡県のホームページからご覧いただけます。

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-linepersonalsupport.html

しかしながら、ご高齢者はそのようなサービスがうまく利用できない方がほとんどでしょう。ご家族、ご近所さん、お知り合いの方々から「正しい情報」を伝えていただければと願います。

 

なお、かかりつけの患者さんにおいて受診が不安な患者さんについては、「電話による処方箋発行」が可能な場合もありますので、ご相談ください。

 

情報は国の指示、各自治体の指示により刻々と変化しています。患者さんの健康、スタッフの健康、家族の健康、みなさんの愛する全ての人の健康を守る行動を取ることが国民の健康を守ることに繋がると信じて各々が行動し、一丸となって立ち向かって行きたいと思います。

 

「恐がりすぎず、正しく恐れての感染対策、日々の健康を維持しましょう」

当院の手術体制について (2020.4.6現在)

福岡市内も残念ながらコロナ感染者数は増加しています。

開院時から木曜日の午後は手術日としてクリニックは休診して、竹内が執刀しての全身麻酔が必要な手術は那珂川病院で施行してきました。手術の対象となる患者さんは主に「下肢静脈瘤」が多いです。よって月に3-4例の症例を行なっていますが、現在は予約待ちが長く、半年後の10月上旬まで(101日)すでに埋まってしまっている状態となっています。

 

地区によっては緊急性のない手術、エアロゾロ発生のリスクの高い耳鼻科領域、眼科領域の手術などは延期している医療機関もあります。当院としては、全身麻酔下の手術ですが挿管なしで人工呼吸器を用いない手術かつ、入院期間も手術当日も含め1 泊2日の手術であることから、現時点では予定通りの予約で手術を行っています。

すでにご予約の患者さんで「コロナウイルス肺炎」などの不安から手術の延期を希望される方はお申し出ください。患者さんの希望により日程調整を進めさせていただきます。

 

4月7日から 安倍晋三首相は6日の自民党役員会で、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の7日の発令に向けて準備すると伝えた。首相は対象地域について、福岡、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫の7都府県と説明した。期間は5月6日までとされています。

 

厚生労働省新型コロナウイルス感染症   対策推進本部 からは、衛生主管部に2020.3.1には「医療機関においては、感染が更に拡大した場合には、必要に応じて医師の判断により延期が可能と考えられる予定手術及び予定入院の延期 も検討する。」とありますが、日本医師会や福岡市医師会、日本外科学会、日本麻酔科学会などからはまだ明確な指針が示されておりません。

 

学会や国による指示が出る場合は、指示によって臨機応変に対応していきたいと思います。 ご不明な点はクリニックにお問い合わせください。皆さんと協力しながらこの国難を乗り越えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

当院でのコロナウイルス対策のお願い(2020.4.3現在) 不要不急の外出を控えましょう。 (国や医師会の指示により、刻々と対応は変化します)

新型コロナウイルス対策にご協力をお願いいたします

 

新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、当院を受診される際にはご自宅よりマスクをつけて来院されるようお願いいたします。

受診される際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って口や鼻を押さえる)の徹底をお願いします。

 

厚生労働省から、「新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制について」という通知に基づき、「新型コロナウイルス感染症 帰国者・接触者相談センター」が設置されました。
現在、マスク等の感染対策用品が十分に供給されていない、また、感染疑いの患者さんが受診されても、入り口を別にしての受付ができない環境のため他の患者さんと接触してしまう恐れがある。このようなことなどから、当クリニックでは新型コロナウイルスを含む感染症の院内感染防止に対する十分な対策が行えない状況です。以下の症状に当てはまる方の診療が行えませんので、予めご了承ください。軽症な患者さんは自宅療養をお願いいたします。

 

以下に当てはまる方は、当クリニックでは診療が行えませんので、行政の相談センターへ相談をお願い致します。

◆発熱または呼吸器症状がある。
◆風邪の症状(頭痛・腹痛・下痢含む)や37.5℃以上の発熱がある。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
◆強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。

 

*かかりつけの患者さんにおいてはご不明な点は当クリニックにお尋ねください。 体調不良時の電話なしの受診はご遠慮していただければと思います。

皆さまのご協力により、クラスターを増やすことなく、医療崩壊に陥らないようにしていきたいと願います。お願いばかりで恐縮ですが、皆さまと一緒にこの国難、いや世界の危機を乗り越えたいと思います。

 

■行政の新型コロナウイルスに関する相談窓口のご案内
行政では新型コロナウイルスに関する相談に応えるため、電話による相談窓口を設置していますのでご利用ください。

新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル

092-711-4126  (平日午前9時から午後5時30分)

中央保健所092-761-7340

城南保健所 092-831-4261

 

不要不急の外出を控えましょう。

ただし、下肢筋力低下しないように体力維持のためにも「適度な運動」は、ぜひ継続をお願いいたします。

当院でのコロナウイルス対策のお願い(2020.3.31現在)

新型コロナウイルス対策にご協力ください

マスク着用で来院してください

新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、当院を受診される際にはご自宅よりマスクをつけて来院されるようお願いいたします。

受診される際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って口や鼻を押さえる)の徹底をお願いします。

 

ウイルスに負けない健康状態を維持できるようにまずは予防に務めてください。「うがい、手洗い、咳エチケット(可能であればなるべく、人ごみの多いところではマスクの着用)」

皆さん、いろいろな報道でもご存知の通り、

(1)換気の悪い密閉空間

(2)多くの人が密集
(3)近距離での会話や発声

専門家会議は、日常生活の中で、この3つの条件が同時に重なるような場所や場面を避ける行動をとるよう呼びかけています。

 

まずは、「うがい、手洗い、咳エチケット(可能であればなるべく、人ごみの多いところではマスクの着用)」を忘れずに徹底をお願いします。

現在、発生している新型コロナウィルス感染症に関しまして、当クリニックでは検査・診察等は行えません。

 

新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル(24時間受付)、各区保健所の「帰国者・接触者相談センター」にご相談いただき、指定された医療機関の受診をお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安(日本医師会より)

 

 相談・受診の前に心がけていただきたいこと

発熱等の風邪症状が見られる時は会社学校を休み外出を控えましょう。
発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておくようにしてください。

帰国者・接触者相談センターに相談いただく目安

以下のいずれかに該当する方は、相談をするようにしてください。

  • 風邪症状や5度以上の発熱が4日以上続く方
    (解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

お子様に関して、現時点では重症化しやすいとの報告はなく、上記目安通りでの相談でお願いします。
以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日続く場合は相談をするようにしてください。

  • 高齢者
  • 糖尿病・心不全・呼吸器疾患(COPDなど)の基礎疾患のある方
  • 透析を受けている方
  • 免疫抑制剤や抗癌剤を用いている方
  • 妊婦の方(念のため、早めの相談を)

 

皆さん自身、そして家族、他国のような医療崩壊を招かないような「お一人お一人の心ある対応」をどうかお願いいたします。なんとかして各地域の限られた資源を有用に、福岡、九州、日本が救われるように一緒に頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

コロナウィルス感染症に対する診療体制について(2020.2.14現在)

福岡市の現時点での医療体制です。2020.2.14現在 福岡市医師会からの情報です。
コロナウィルス感染症に対する診療体制が整った「帰国者・接触者外来」医療機関(非公開)及び同外来への受診を調整する「帰国者・接触者相談センター」(各保健所)が設置されます。

一般の病院やクリニックでは診断できません。もちろん当クリニックでも診断することはできません。
診断できない医療機関を受診することは、御自身の診断を遅らせるだけでなく、無益な感染を拡大させます。

症状だけではインフルエンザも流行っていますのでお気をつけ下さい。疑わしい場合は、まず相談センターにご相談ください。 情報が届き、多くの方に被害が及ばないことを願います。

第16回日本整形靴技術協会学術大会「生涯歩行のすすめ」を開催して

あっという間に2月ですね。この度、主催した第16回日本整形靴技術協会学術大会(IVO 2020)を無事に開催することができました。関係者の方々、どうもご支援、ご協力ありがとうございました。また、市民公開講座http://ivo2020.com/download.htmlにも多数ご参加いただきありがとうございました。

今回の学会の詳細なプログラムは学会公式ホームページにも記載していますのでご覧ください。http://ivo2020.com

 

日本整形靴技術協会学術大会は、全国から「靴・足など」のプロフェッショナルが集まる靴関係者の全国学会です。今年は160名ほどの参加がありプログラムの評判も大変良かったと多くのお褒めのお言葉をいただくことが出来ました。

今回は「フットケア」にも焦点を当てたことも有り「足や靴、フットケア、装具のことを学んでみたい」という看護師、義肢装具士、介護福祉関係者にも多数ご参加いただくことができました。

過去にも学会主催の経験はありますが、病院勤務や大学勤務ではなく、一開業医がこのような全国規模の学会を主宰するのはとても大変なことでした。学会運営メンバーは主に私が代表を務める「NPO法人足もと健康サポートねっとhttp://ashimotokenko.com」のメンバーを中心に準備を進めて来ました。

 

実行委員長は当クリニックにも週2-3回、装具の外来に来てもらっている有園義肢株式会社 代表取締役社長 有薗泰弘氏に務めて頂きました。当院スタッフのみならず、運営メンバーが居てくれたからこそ主宰することができたのだと感謝しています。

昨年出版した「生涯歩行のすすめ」に被せて学会のテーマを「生涯歩行のすすめ」としました。

大会長企画には、あのご高名な「徳武産業 十河孝男 代表取締役会長」に「感動のオンリーワン企業を目指して」をご講演いただきました。 年末にはNHK 逆転人生にもご出演され、企業人の方もご存知なのではないでしょうか? https://www.tokutake.co.jp/topics/detail.php?id=41

 

学会参加者の皆さんや理事長からは、「この大会で役に立ったとか、技術的に学べたとは今までよく聞いたが、“感動した”の声をたくさん聞いたのは初めてです」との声もありました。

また、聴講者からは涙も見られ感動したお話をいただくことができ、依頼して座長をさせていただけたことも貴重な機会となりました。

また、懇親会にもご参加いただき、参加者とも気軽に接していただきました。本当にありがとうございました。

 

特別講演は、「女性木型師」である「五十石紀子さん」にご講演いただきました。 IVO非会員で参加される方からは「木型師」という仕事を初めて知ったとの声も聞こえました。

五十石さんには、前日セミナーでも講師を務めていただき、「木型師」、そして「ハイヒール」の超マニアックな世界をお話いただきました。これもまた当学会員にとって新鮮だったようです。 http://ivo2020.com/program.html

 

教育講演1では、「靴型装具に特化した義肢装具製作所の運営から見えてきた現状と課題」について、日本で唯一の義肢装具士でありながら「ドイツ整形外科靴マイスター」資格を持つ中井要介氏(マイスター靴工房KAJIYA代表)に靴を学ぶこれからの若手に対しても刺激となる内容をお話いただきました。

 

教育講演2では、フットケア・下肢救済足病学会(現 日本フットケア・足病医学会)においては、「九州の宝」である理学療法士の大塚未来子氏(大分岡病院 総合リハビリテーションセンター)に「足圧計測より診る足と歩行」について大分岡病院創傷ケアセンターでの実際の臨床を交えた取り組みをわかりやすい理学療法士の視点でお話いただきました。

 

シンポジウム1 「生涯歩行のすすめ」学会のテーマにもなっている生涯歩行について、社会コミュニティ、下肢血流、靴教育、ロコモティブシンドロームの各視点から4名の演者にお話いただきました。演者の先生の熱弁もあり、ディスカッションの時間が確保できなかったのが残念でしたが、「生涯歩行獲得のためのヒント」が得られたように思いますし、これからの日本整形靴技術協会の使命が鮮明になったように感じました。


シンポジウム2 「人生100年時代の歩行を妨げる足病とその対策」では、糖尿病とフットケア、浮腫と看護、高齢者の足の変形について3名の演者にお話いただきました。

特に「浮腫の看護と歩行」では、渡辺直子氏の講演で「浮腫でも履ける靴」をどうにかして欲しいという切実な声が学会員に届いたのではないでしょうか。

どちらのシンポジウムも超高齢化社会の中における「歩行や足のトラブルに対する治療、予防」の問題が議論され充実したシンポジウムとなりました。

 

一般演題、ポスター発表も多く発表していただき、特にポスターは多くの聴衆で囲まれた発表となりました。一般演題では、堂々とした学生の発表もあり「未来の足と靴」を担う頼もしい一面も見ることができ、将来が楽しみになりました。今回の発表をさらに掘り下げた研究をして欲しいと願います。

 

別枠企画として特別企画2では、介護従事者が参加できる「介護と靴を考える」ワークショップも立ち見が出るほどの盛況ぶりで、介護関係者にも「靴の重要性」を知っていただく良い機会となりました。http://ivo2020.com/program.html

 

特別企画1では、福岡マラソン公認企画「福岡マラソンを足トラブルなく走ろう!!」http://ivo2020.com/program.htmlを開催、こちらも福岡マラソン公式FBや LINEでも配信していただき、福岡マラソンを大幅に超える「当選倍率」となり、狭き門をくぐることの出来た方にご参加いただきました。会場のキャパも限られていたこともあり、多くはご参加いただけませんでしたが、反響がかなり大きく、こちらは今年の福岡マラソン前に同様の企画でまた開催できればと思っています。

 

福岡マラソン実行委委員会の方々のご協力に感謝ですし、今年の福岡マラソンも医療の面から支えていきたいと思います。

 

学会懇親会はあいにくの雨にも関わらず、多くご参加していただき全国からお集まりの皆さんの良い交流の場となったようです。特に余興では、福岡市内を拠点に活躍しているMirey je brille (ミレイジェブリリエ)というダンススクールの皆さんにベリーダンスをご披露いただきました。学会員は「おじさん」も多く、写真に残せないほど「鼻の下が伸びた」会員も多く見られました。(大会長の写真もありません:笑)。

ベリーダンスの前には、弦楽四重奏団に上品なクラシック音楽を奏でていただいただけでなく、サプライズで竹内自ら3曲ほどフルート演奏を披露し、食事を美味しくなくさせてしまった場面もあったのではと危惧しています(誰も聞いておらず、歓談に夢中だったようにも思いますが)。

何はともあれ、このような記憶に残る学会を主催できたことは、大変光栄な機会を与えていただいたと思っています。

関係者の皆様、遠方から近郊からご参加いただきました皆様、広告、ブース協賛していただきました企業様、ご講演いただいた先生方、事務運営スタッフ、介護関係者の皆様、福岡マラソン実行委員会の皆様、懇親会を盛り上げていただいたセクシーなお姉様方、素敵な弦楽四重奏のメンバー、家族、

そして学会実行委員(NPO法人 足もと健康サポートねっとhttp://ashimotokenko.com)のメンバー、多くの愛情で支えていただきありがとうございました。

次期大会につなげることが出来たのではと思います。

医療関係ではない学会を主催するに当たり、参加者の見通しが立たない、消費税増税などの不景気などにも苦しみました。運営に当たり不行き届きも多々あったかと思いますが、どうぞお許しください。

関係者の皆様の笑顔、お声かけでスタッフ一同も頑張った甲斐があったと思います。 これを生かして臨床に足・靴関係者の現場に役立てていただけたらと願います。


個人的には一開業医で出来ることは限られていますが、超高齢化の中「生涯歩行」出来るような診療報酬を含めた医療システムの構築も課題だと感じています。

日本フットケア足病医学会、靴医学会、循環器学会などなどとも連携し、微力ながら「足と心臓血管」を支える臨床現場で頑張りたいと思います。

この度は本当にどうもありがとうございました。 

 

六本松 足と心臓血管クリニック

竹内 一馬 http://ashitoshinzo.com

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